北京時間の3月18日の夕刻17時14分、中国国営新華社通信が、一本の速報を打電した。 このように習近平主席は、いの一番で「盟友」の再選を祝福したのだった。 これはいまの中国が、アメリカに対抗していくという外交的にも、低迷する国内景気を回復させていくという経済的にも、ロシアを必要としているからに他ならない。特に、国土の東側(太平洋側)でアメリカと対峙していくには、西側(ユーラシア大陸側)で「後顧の憂い」がないことが必須条件だ。 新華社電の文中、「中ロ新時代」と記しているが、習近平政権は2013年3月に、ウラジーミル・プーチン政権は2000年5月に始動しているので、両政権とも決して「新しく」はない
習近平主席もプーチン当選を真っ先に祝福、歴代中ロ首脳が交わした「祝電」に透けて見える〈蜜月関係〉の裏の本心
東アジア「深層取材ノート」(第228回)
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供