ノボノルディスクとイーライ・リリーが今、大もうけしている。ただし、この2社の複占で市場が淀むことはない。 体重を減らせる注射薬がブロックバスター(大型新薬)になった。そうなるのももっともだ。 まず、「○○すればやせる」という根拠のない約束やインチキが何世紀も前から繰り返されてきたが、今度の肥満症薬は本当に効く。 2030年までには世界の人口の半分近くが肥満か過体重になると見込まれているため、需要は確実に存在する。 それ以上に興味深いのは、ほかの疾患の治療薬としても承認される可能性があることだ。 臨床試験では心臓発作や腎臓病のリスクを低減できる可能性が示唆されており、ひょっとしたらアルツハイマー
本当に瘦せる「お化け」大型新薬、肥満症薬で激烈なイノベーションが進行中
2024.3.13(水)
The Economist
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