税制優遇の期間や投資額を大幅に拡充した新NISA(少額投資非課税制度)が出足好調だ。 日興リサーチセンターの推計によれば、ETF(上場投資信託)を除いた投資信託への資金流入は1月だけで1兆3000億円近くに上った。その99%が、全世界型(オールカントリー)やS&P500連動型など新NISAの対象となっている投信への流入だ。 新NISA人気で個人の口座開設も拍車がかかっている。ネット証券主要5社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券)の合計口座数は1月末までに前月末比で約90万件(3.3%)増えた。新規参入の多くが20~30代の若年層だという。 証券会社などでセミナ