ロシアがウクライナに侵略を開始してから2年が経過した。この2年間のロシア・ウクライナ戦争の状況を客観的に検証することは重要だ。 その意味で、有名な米陸軍協会(AUSA:Association of US Army)が発表している『紛争から2年後の戦略的評価(A STRATEGIC ASSESSMENT TWO YEARS INTO THE CONFLICT)』は、ロシア・ウクライナ戦争を客観的に評価しようとする注目すべき文書である。 本稿においては、『紛争から2年後の戦略的評価』を紹介するとともに、それに対する筆者の意見を述べたいと思う。 ウクライナが勝っているのか、それともロシアが勝ってい
2年間のウクライナ戦争を米陸軍が戦略的評価、量は質に勝りロシア優勢
ウクライナ軍の人的資源ではロシア占領地の奪回は困難
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