英国人は幻滅している。 これが英国の政府と政治に対する信頼感に関する世論調査から引き出される結論だ。それだけでも十分に悪い。 だが、政治に対する低い信頼は、不信感が政治家の質を落とし、大胆だが不可欠な政策判断を下す政治家の能力を低下させるスパイラル的な悪循環を生む恐れがある。 それが今度はパフォーマンスを一段と悪化させる。 経済協力開発機構(OECD)の世論調査によると、2021年に自国の政府を信頼していた英国人は39%強だった。この数字は31%の米国のレベルに近く、イタリアの35%を上回っていた。 だが、スイスの84%、フィンランドの77%、スウェーデンの69%、ドイツの61%には大きく水を
民主主義への不満は国を徐々に蝕んでいく:マーティン・ウルフ
英国に必要なのは思い切って大胆になる指導者
2024.2.8(木)
Financial Times
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