1月13日の選挙では独立志向の頼清徳氏が次期総統に選出され、中国を激怒させた。その2日後には中国側が行動を起こし、南太平洋の島国ナウルが台湾と断交して中国との国交を回復することを明らかにした。 1月24日には米海軍が軍艦1隻を台湾海峡に派遣して通過させ、中国はこれを「挑発行為」と表現した。 こうしたドラマが続くなか、外交の舞台では新たな戦いが激しさを増しており、戦争への道が開かれる恐れも出てきている。 共産党の率いる中国政府は70年以上の間、世界から公式に認められようと奮闘してきた。最近、その一環として新たな戦線を開いた。 共産党は中国唯一の代表であることを望むだけではなく、台湾は中国の不可分
台湾をめぐる新たな外交闘争が展開中、侵攻へ着々と布石か
国連などを舞台に途上国の囲い込み図る中国
2024.1.31(水)
The Economist
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