1月8日、ミュンヘン、エアフルト、ハレなどドイツ各地の幹線道路、高速道路は、数千台の大型トラクターが引き起こした渋滞のために、通行できなくなった。ショルツ政権の歳出削減策に抗議するために、ドイツ農民連盟(DBV)が組織したデモである。農民たちが運転するトラクターには、「我々が農作物を作らなければ、市民は空腹になる」、「政府は我々の仕事の価値を認めてくれないのか?」などのプラカードが取り付けられている。 去年12月中旬から、ドイツのあちこちの市町村の道標に、ゴム長靴がぶら下げられるようになった。これは政府に対する農民たちの抗議のシンボルだ。「私たち農民が長靴を脱いで仕事をやめると、食料が足りなく