中学受験が佳境を迎えつつある。中学受験熱は相変わらず高く、東京23区における私立中学への進学率は25%。文京区に至っては49.5%と二人に一人が私立中学に進学する計算だ。親の所得や通学のしやすさなどが影響しているとみられる。 いい大学を出たからと言って、その後の将来が約束されているわけではないが、学歴信仰はいまだ根強く、高偏差値の中学や高校に子どもを入れ、名の通った大学に通わせたいと考える親は少なくない。小学生の子どもに高い負荷をかけたとしても、今が「その時」ということだろう。 だが、今の小学6年生が大人になる時にどんな世の中になっているかは誰にも分からない。しかも、子どもたちの才能が花開くの