ドイツ連邦統計局は1月15日、2023年のGDP(国内総生産)統計の速報値を発表した。これによると、ドイツの2023年の実質GDPは前年比0.3%減と、コロナショックがあった2020年以来のマイナス成長となった。一方で、名目GDPは同6.3%増と、2022年(7.2%増)から勢いが鈍化したものの、引き続き高い伸びである。 これに先立ち、国際通貨基金(IMF)が2023年10月の「世界経済見通し」で、2023年におけるドイツの米ドル建て名目GDPが日本を抜き、ドイツが世界3番目の経済大国になったとの予測を発表していた。 今回のドイツのGDP統計を受けて、ドル建て名目GDPで測ったドイツの経済規模
実はマイナス成長、名目GDPで日本を追い抜いたドイツが全然笑えないワケ
名目GDPが膨らんだ最大の理由は物価高、成長要因がプラスの日本の方が健全
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