「私は米国を信用している」 ドナルド・トランプが台頭し、凋落し、そして再び台頭してきたこれまでの間、この台詞がずっと筆者の頭にこびりついている。 遅まきながら気づいたのだが、少し元気になるこの言葉は映画「ゴッドファーザー」の最初の台詞だ。 実際には米国を信用できなくなってしまい、仕返しを依頼しにマフィアのドン・コルレオーネを訪ねたアメリゴ・ボナセーラの言葉である。 トランプは米国の有権者たちに「自分が諸君のために報復する」と呼びかけている。システムから「ひどい扱いを受け、裏切られた」人々全員に訴えかけている。 実にドン・コルレオーネ的だ。おまけに、この訴えは成果を上げている。 2024年の大統領
トランプの返り咲きで米国の偉大さに終わりが来るとは限らない
私がまだ米国という国を信用している理由:ギデオン・ラックマン
2024.1.16(火)
Financial Times
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