見どころは、その後の5ラウンドです。井上選手とタパレス選手の激しい打ち合いになりました。タパレス選手はそこで下がることなく、打ち返すことで窮地を脱しました。井上選手のパンチはスピードもパワーもある。それを受けて打ち返すことは、かなり難しいはずです。 普通の選手であれば、ずるずると下がってしまったり、脚を使おうとしたり、クリンチに持ち込もうとするでしょう。しかし、タパレス選手は覚悟を決めて、連打を返した。 井上選手は、圧倒的な強さで勝つことが多いので、互いにあそこまで激しく打ち込むラウンドはなかなか見られません。非常に素晴らしいラウンドだったと思います。 ほかに、カウンターで右フックを当てたシー
2階級4団体統一を成し遂げた井上尚弥、タパレス善戦の理由と井上攻略の糸口
スポーツライター杉浦大介が語る、次の対戦相手と井上と闘う際に必要な能力
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