1919年11月19日、米議会上院はベルサイユ条約の批准を否決した。 米国はこれにより、第1次世界大戦後に合意された状況を維持する仕事から手を引き、その役目は現状を維持する意思も手段も持たない英国とフランスに委ねられた。 やがて第2次世界大戦が勃発した。 2度目の大戦の後、米国ははるかに建設的な役目を果たした。現在、世界はまだ多くの面で米国が作り上げたものだ。 だが、この状態はあとどれぐらい続くのだろうか。そして、その後の世界はどのようになるのだろうか。 次の米国大統領選挙の結果はこれらの問いに決定的な、しかし途方もなくひどい答えを出してくるかもしれない。 最近行われたいくつかの世論調査によれ