「歌謡界の女王」といえば、言わずと知れた美空ひばりですが、昭和の終焉とともに、平成元年(1989)6月に52歳の若さで亡くなってからすでに34年経ちました。 ひばりの正式レコードデビューは、今から74年前、11歳のときでした。デビュー当時の曲としてよく知られている『悲しき口笛』ですが、実はこの曲、彼女のデビュー曲ではなく、初の主演映画の主題歌でした。本当のデビュー曲は、『悲しき口笛』の前に出演した映画『踊る竜宮城』の主題歌でもある『河童ブギウギ』が正解です。 ひばりは、デビュー前から『東京ブギウギ』『ジャングル・ブギー』などのブギウギソングを愛唱していて、当時大流行していたブギウギがひばりのお気