〈『土偶を読む』ブーム〉を覚えているだろうか? 縄文時代の土偶についての新説を提示した『土偶を読む』(竹倉史人著、晶文社)が2021年4月に発売され、発売日当日にNHKが特集を組んだり、養老孟司氏をはじめとする識者や著名人が絶賛したりしたことで大きな反響を呼び、ベストセラーとなった。その後、サントリー学芸賞を受賞し、子供向けのビジュアル版『土偶を読む図鑑』(小学館)が発売された。 しかし、こうした世の熱狂とは対照的に、『土偶を読む』は、考古学の専門家からほとんど評価されていない。その理由をさまざまな角度から明らかにしたのが、『土偶を読むを読む』(文学通信)だ。縄文時代をテーマにした雑誌『縄文ZI
ベストセラー『土偶を読む』の反論本著者が語る検証の杜撰さ、メディアの責任
あえて『土偶を読むを読む』を出版した望月昭秀氏が伝えたかったこと【前編】
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