先月末から今月初めにかけて、中国の首都・北京と、その周辺の河北省を、記録が残っているこの140年で最大の豪雨が襲った。豪雨の被災者は中国全土で300万人に上り、さらに増えるとの予測もある。 そんな中、8月1日夜、多くの中国人が「鉄のバラ」(女子ワールドカップ中国代表チームの愛称)の雄姿にくぎ付けとなったが、試合が進むにつれ、涙とため息に変わった。「鉄のバラ」は、イングランドに1対6という「歴史的大敗」を喫したからだ。私もダイジェストで観たが、両チームの実力差は明白だった。 中国は、7月22日の初戦のデンマーク戦を0対1で落とした。だが2戦目のハイチ戦は、逆に1対0と辛勝。そのため、イングランド