まだ世界がコロナ禍にあった2021年2月1日、ミャンマーで国軍がクーデターを企図し、全権を掌握した。そして、ミン・アウン・フライン総司令官が国家行政評議会議長に就任し、現在に至るまで最高指導者として君臨している。 同時にミャンマーは経済危機に陥り、21年度(20年10月〜21年9月)の実質経済成長率は20%近く減少した模様だ。 その後もミャンマーで経済危機が続いていることは、ミン・アウン・フライン総司令官が率いる現政権も認めるところである。しかし、ミン・アウン・フライン総司令官は、経済危機はアウン・サン・スー・チー初代国家顧問が率いた国民民主連盟(NLD)による前政権の失政だと繰り返し主張し、
国軍クーデターから2年半、沈没するロシアにすがるミャンマーの誤算
続く経済危機、期待した中国からの経済支援も限定的でロシアに秋波を送るが…
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