7月1日に中国で施行された改正「反スパイ法」。国家機密保持に神経をとがらせる習近平政権によるさらなる取り締まり強化が目的だが、そもそもどのような行為がスパイに該当するのか、その具体的な定義は改正後もあいまいなままだ。近年、日本人がスパイ行為に関わったなどとして中国当局に拘束されるケースも相次ぐ中、日本企業や現地駐在員たちは高まるチャイナリスクにどう対応すればいいのか──。東京財団政策研究所 主席研究員の柯隆氏がレポートする。(JBpress編集部) いかなる国にとっても、国家の安全を守るのはその主権であり、中国政府にとっても例外ではない。ただし、国家の安全を守るといって人々の自由と人権を恣意的
「反スパイ法」で高まるチャイナリスク、日本企業の駐在員はどう備えるべきか
安全性の担保が最優先、政府部門の中国人幹部と接触する際に気をつけたいこと
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