6月15日、茨城県つくば市の「産業技術総合研究所」から、研究データを中国企業に漏洩したとして、警視庁公安部が中国籍の同研究所上級主任研究員、権恒道容疑者(59)を逮捕したという報道がありました。 この出来事について、大手を含む報道メディアの「理系音痴」ぶりが全開しています。 また、ネット上では陰謀説的なマンガも出回っているのを目にし、過不足ないきちんとした情報の交通整理が必要だと思います。 以下、何があったのか、私たちは何に気を付ける必要があるのかなど、チェックしてみたいと思います。 報道に従うなら、「権容疑者」は2018年4月13日の午後4時頃、自身が研究開発に携わっていたフッ素化合物の合成