中国を除くと、ロシアの戦時経済を大きく支えた国と言えば、石油に飢えたインドをおいてほかにない。 また民主的な自由度のランキングで、これほど大きく地位を落とした大きな民主主義国もほとんど存在しない。 だが、6月下旬の訪米の際にインドのナレンドラ・モディ首相がワシントンで受ける盛大な歓待からは、そんなことは思いも寄らないだろう。 モディ氏はジョー・バイデン米大統領から国賓訪問の栄誉を与えられた。米国側はインドと防衛協定を結ぶことを期待している。 モディ氏はウィンストン・チャーチルやネエルソン・マンデラ、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と並び、米議会の上下両院合同会議で2度以上演説に臨