ジャニーズ性加害問題についての報道が続いているが、それらの多くは「ジャニーズ事務所は性加害を認めるのか」といったレベルにとどまっているようだ。しかし、それでよいのだろうか。 米国で弁護士として仕事をする者として、「もし米国だったら……」とつい考えてしまう。また、読者の皆さんにも米国のスタンダードを知ってほしいという思いもある。そこで、米国における過去の事件を基に、議論を深めてみよう。 真っ先に頭に浮かんだのは、ペンシルバニア州立大学のアメリカンフットボール部のアシスタントコーチだったジェリー・サンダスキーが、1994年頃から15年以上にわたって、少なくとも10人の少年を性的虐待していたという事
ジャニーズ性加害問題が米国だったらジャニーズとジャニー喜多川はどうなる?
サンダスキー事件は最短30年の懲役、ペンシルバニア州立大学の負担は2億ドル
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