ついに4月26日午後、中国の習近平主席とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との電話会談が実現した。 同日夜7時からのCCTV(中国中央広播電視総台)のメインニュース『新聞聯播』(シンウェンリエンボー)は、ニュースの後半で、「いま臨時ニュースが入りました」と男性アナウンサーが緊張した様子で述べて、速報を伝えた。 私はもう30年以上、この番組を見ているが、「臨時ニュース」というものを初めて見た。日本ではよくあることだが、中国では「事前検閲」が厳しいため、毎日予定調和的なニュースしか流れないのだ。 その後、夜9時7分になって、新華社通信が長文の記事を出した。それによると、習近平主席はこう
「ゼレンスキー氏との電話会談」でG7広島サミットの機先を制した習近平主席
東アジア「深層取材ノート」(第185回)
2023.4.27(木)
近藤 大介
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