メディアでのコロナワクチン批判が盛り上がっている。口火を切ったのは週刊新潮だ。昨年12月22日号で『コロナワクチン「不都合なデータ」徹底検証』という記事を掲載した。その後、8号連続でワクチン批判記事を掲載している。 新聞は静観したが、週刊誌は追随した。週刊文春と週刊現代は3回、週刊ポストは2回、批判記事を掲載している(2月22日現在)。なぜ、ワクチン批判は盛り上がるのか。その実態と背景について考察したい。 週刊誌が重視するのは、接種後、早期に亡くなった人がいることだ。週刊文春は〈昨年12月までに厚労省に報告された、ワクチンの接種後に死亡した事例は1917件に上ります〉(1月26日号)と報じてい