ウクライナで使われている西側の軍事装備品の大半は、20世紀の戦争に関心のある人には聞き覚えがある。 地対空ミサイルや対戦車兵器、ロケットランチャー、榴弾(りゅうだん)砲といったものだ。 だが、ウクライナが人工知能(AI)や自律監視システムをはじめとした西側の情報技術(IT)を利用していることも、あまり目立たないにせよ、強烈な衝撃をロシア軍に与えている。 民間企業はウクライナ軍に人工衛星やセンサー、無人ドローン、ソフトウエアを供給している。 こうした商品は戦場についての大量のデータをコンパクトにまとめてアプリに送り込み、地上の兵士が敵に狙いを定める手助けをしている。 米国のある防衛当局者は感謝の