物価高騰が止まらない。物価の強弱を見るには、天候要因で振れが大きくなりやすい生鮮食品を除いた消費者物価指数、いわゆるコアCPIを見るのが一般的だ。 昨年12月の全国コアCPIは前年同月を4.0%上回る大幅上昇を記録した。コアCPIの上昇率は、消費税導入や増税の局面を超え、第二次石油危機後の1981年12月に並ぶ41年ぶりの大きさへ達した。 コアCPIをエネルギー、食料、財、サービスの4項目に分けてみると、このところサービス以外の3項目が大きく上昇している。3項目とも、資源高や円安による輸入コスト上昇が転嫁された影響が大きい。 最近は、特に食料価格の伸び加速が続いている。生鮮食品を除く食料価格は
輸入物価、個人消費、エネルギー価格…、今の物価高騰が終わらない3つの理由
「円安や資源高による物価上昇は長続きしない」という定説を覆す足元の状況
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供