韓国の若者の間で、政治的分断が深まっている──。 そう痛感せざるを得ない世論調査結果を、今年に入って目にした。20代の約半数が「支持政党が異なる人との結婚は難しい」と回答したというものだ。 調査は、朝鮮日報が調査会社・KSTATリサーチに依頼して実施されたもので、同紙が1月に報じた。 調査対象者は1022人で、若者の民意を正確に汲み取っているかは定かではない。だが、支持政党が異なるということを持って結婚にノーの決断を下す若者が5割もいるというのは、十分に衝撃的な数字だった。 韓国社会における分断をここまで深めたのは、いったい何だったのか。 それは昨年5月まで5年間の、文在寅政権だったように思う