1月23日、アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領とブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領がアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで会談を行い、両国で共通通貨の発行を目指すと発表した。共通通貨を発行することで、貿易や金融取引を活発化させ、世界経済におけるプレゼンスの拡大を目指すことが狙いだ。 両国が世界の国内総生産(GDP)に占める割合は5%程度である。先行して共通通貨を導入している欧州連合(EU)のユーロ圏で14%程度であるため、アルゼンチンとブラジルで共通通貨が導入されれば、ユーロ圏の3分の1程度の経済圏が形成されることになる。日本と同等以上の規模の経済圏が形成される計算だ
アルゼンチンとブラジルの共通通貨構想が突然、降って湧いたのはなぜか
両国が発表した南米共通通貨、経済発展に寄与するが実現性に疑問も
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供