ハワイトリオのような超巨漢がいる半面、当時は寺尾、旭道山のような、長身で細身のいわゆる「ソップ型」の人気力士もいた。バラエティに富んだ力士がそろい、相撲人気を盛り上げていた。 そんな2人が平成8(1996)年の夏巡業では、太るための苦労話をしていた。 前回のハワイトリオだけでなく、こうしたソップ型力士が輝いたのも、「若貴」という主役が存在したからだ。 長い歴史を誇る大相撲界だが、デビューから貴乃花ほどマスコミに注目された力士は存在しない。当初は“若貴ブーム”ともてはやされたが、その中心は貴乃花(当時貴花田)だった。 場所が始まると各スポーツ紙は1面から3面まで相撲の記事で埋め尽くされた。テレビ
視聴率66.7%の大ブームと名門一家の確執、大相撲「若貴時代」の舞台裏
【シリーズ】相撲記者が明かす戦後最高の相撲ブームを盛り上げた力士たち
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