もともと葛西さんが安倍さんと知り合ったのは第一次安倍政権の前です。2002年頃に結成された「四季の会」という懇親会があります。葛西さんの東大時代の同級生で、財務相や官房長官などを務めた元衆院議員の与謝野馨さんを総理大臣にすることを目的とした葛西さんと懇意の財界人の集まりです。 ところが、与謝野さんが「私ではなく彼を総理にしてくれ」と若き安倍晋三さんを葛西さんに紹介した。そして四季の会が中心となり、第一次安倍政権は形作られ、第一次安倍政権の秘書官たちが官邸官僚として第二次安倍政権に移行しました。「国の中心である基幹産業の国鉄に就職して自分がこの日本を導いていく」といった官僚意識は当時からあったの