世界が試された1年だった。 ウクライナ侵攻から中国の新型コロナウイルス感染症まで、インフレから気候変動まで、米中関係の緊張から極めて重要な選挙に至るまで、2022年という年は難しい問いを矢継ぎ早に繰り出してきた。 この試練は世界を新しい方向に送り出しただけでなく、その世界を新たな視点から見せてくれた。 最大のサプライズ――そして最も歓迎すべきこと――は、おおむね自由主義の国々で構成される西側陣営の強さだった。 ウラジーミル・プーチンは2月24日にロシア軍にウクライナ侵攻を命じた時、汚職まみれの国の政府はすぐに屈すると踏んでいた。 2021年のアフガニスタンからの屈辱的な撤退の後、退廃的で分裂し