(川島 博之:ベトナム・ビングループ、Martial Research & Management 主席経済顧問) アジアの中でバングラデシュと並んで経済が順調に成長しているとされてきたベトナムで不動産バブルが崩壊し始めた。 ベトナムには日本の昭和時代と同様に土地神話が存在していた。コメを作ってきたアジアの農村には多くの人が住んでいるが、そんな国で経済成長が始まると都市への人口集中が始まる。その結果として都市の住宅価格が高騰する。 ベトナムでも住宅価格が高騰し続けていたが、そこにコロナ騒動がやってきた。世界中で金融緩和が行われた結果、その資金がベトナムにも流入して、それまでも高かった不動産価格がよ
アジアの奇跡の成長は最終段階に、ベトナムでも不動産バブル崩壊が始まった
経済成長の波に乗ったマンション建設ラッシュの末路
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