臨時国会が12月10日、閉会した。今度の国会では旧統一教会の被害者を救済するための新法が大きな議題となった。これまでなら日本共産党も含め野党共闘が実現していたが、今度の国会では立憲民主党と日本維新の会が共闘し、共産党はそこから外されてしまった。 なぜこうなってしまったのか。その原因は、昨年(2021年)10月の総選挙にある。当時志位和夫委員長は、総選挙を「文字通り、日本の命運のかかった歴史的な選挙になる」と強調し、「新しい日本をつくる選挙、党の歴史で初めて、政権交代、新しい政権の実現に挑戦する選挙」だと位置付けていた。 総選挙の直前には、立憲民主党の枝野幸男代表と共産党の志位委員長が「自民党と