北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は10月23日、中国共産党第20回全国代表大会(党大会)で、総書記3期目の続投が決定した習近平国家主席に祝電を送った。 祝電で金正恩氏は、「私は習近平総書記同志とともに時代的要求に応じて、中朝関係のより美しい未来を設計し、その実現を領導して、両国における社会主義の偉業を強力に推進する」と述べた。 長い歴史と伝統のある血盟ともいえる中朝関係を強調したのだ。 しかし今、北朝鮮住民の間では、いつにもまして中国に対する反感が高まっている。中国が果たして自分たちの同盟国なのかという議論だけでなく、北朝鮮貿易商の中からは「中国は同盟なのか、泥棒なのか」という言葉まで