米中の冷戦について、11月19日付の日本経済新聞のオピニオン欄に気になる記載を見つけた。14日にバイデン大統領が習近平国家主席と就任後初となる対面での会談を行ったばかりだが、バイデン政権は、中国が米国の影響力を落とし米国に代わる最強国になるつもりだと警戒している一方で、習政権は、米国の目標が共産党政権の弱体化にあると信じ込んでいるようだ、としてこう書いている。「米国は04年、親ロシア政権が転覆されたウクライナのオレンジ革命を支持した。同じように香港や台湾に介入し、中国の共産党体制を弱めようとしている――。米情報関係者によると、習近平氏は近年、このような趣旨の不満を米側に重ねて漏らした」 これを