中間選挙の少し前、ドナルド・トランプ氏がオハイオ州で集会を開いた。「我々の国は第三世界になりつつある」と有権者に訴えた。そしてその後、大統領選挙に再度出馬することを近々発表するとほのめかした――いや、発表するぞと「脅した」と言うべきだろうか。 こんな人物を表看板に据えた政党には、果たしてどんな問題が起きうるのか。 2020年の大統領選挙の正統性を再度争いたいがために、トランプ愛の真の守り手であることを主な理由に主要州の候補者を選んだ政党には、果たして何が待ち受けているのだろうか。 その答えは「かなり多くの問題」だった。 米国と西側陣営にとって、2022年中間選挙の結果のうち最も重要だったのは、
米中間選挙に出た「トランプ・エフェクト」
前大統領はいかにして共和党を衰えさせたか
2022.11.14(月)
The Economist
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