北朝鮮のミサイル発射が止まらない――。 11月2日、韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が同日朝から夕方までにかけて、計20発以上のミサイルを発射したと発表した。具体的には、午前6時51分頃、西部の平安北道から黄海に向けて4発の短距離弾道ミサイルを発射。午前8時51分頃に東部の江原道・元山(ウォンサン)から日本海に向けて3発の短距離弾道ミサイルを発射した。 そのうち1発は、1953年に朝鮮戦争が休戦して以降、初めてNLL(北方限界線)を越えて南側の韓国領海近くに着弾。慶尚北道・鬱陵島(ウルルンド)一帯に、空襲警報が発令された。 続いて、午前9時12分頃、東部の咸鏡南道から日本海に向けて、西部の平安南道