「これはまさしく、『習近平暴落』だ。730万香港市民のため息と、怨嗟(えんさ)の表れだ!」 こう語るのは、ある香港の投資会社社長だ。 第20回中国共産党大会が閉幕した週明けの10月24日月曜日、香港株式市場は、ほぼ全面安の展開を見せた。 21日金曜日の恒生(ハンセン)指数の終値は、1万6219ポイント。それが22日に共産党大会が閉幕し、23日に「1中全会」(中国共産党第20期中央委員会第1回全体会議)が開かれたことを受けて、24日の香港市場は、香港人の言う「断崖式跳水」(断崖から海に飛び込む)状態となった。 午後3時には、7%近く値を下げて、1万5115ポイントまで下がった。午後4時の終値は、1
香港株急落、投資家が「習近平暴落だ」と叫ぶ理由
東アジア「深層取材ノート」(第160回)
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