一般市民が追悼に訪れられるよう、ロンドン英議会議事堂のホールに遺体を納めた棺が安置され、国葬当日まで24時間体制で受け入れるなど、最後まで開かれた王室の象徴であったエリザベス女王。だが、お別れに市民が長蛇の列を成した彼女ですら、支持が低迷した時期がある。 ダイアナ元王妃の死後、半旗を掲げず、声明も出さなかった女王に国民たちが猛反発したのだ。 しきたりを重んじる女王からすれば、王室を出た元王妃にコメントをする必要はないと考えたはず。それでもすぐに民意を受け入れ、弔意を表すると迅速な対応が認められた。 一方で、世界に目を向けると人気者はやはり圧倒的にダイアナ。国民の女王vs世界のプリンセス。そこに