新しい久保建英がピッチを駆けていた。 8月15日(日本時間)のラ・リーガ開幕戦、レアル・ソシエダのユニフォームを着た久保は決勝点を決め勝利の立役者となった。新戦力が試合を決めるゴールを決める劇的な展開に、駆けつけたサポーターは試合後も久保に喝采を送り続けた。移籍が決まって3週間。新天地で人々の心をつかむのに時間はかからなかった。 久保は開幕から3戦連続でフォワードとして起用されている。プレシーズンで試していた2列目ではなく、2トップの一角という采配には久保自身が驚いたという。「FWのポジションは、練習でもまったく試してなかったです。練習だとチームメイトとの関連もあって、僕はトップ下や右サイドで