2月24日のロシアによるウクライナ侵攻から半年が経った。しかし、停戦の見通しは全く立っておらず、戦争は長引きそうである。それに伴い、世界のウクライナに対する関心も薄れてきた。「ウクライナ疲れ」というのが実情である。 日本でも、統一教会、国葬、新型コロナウイルスの感染拡大などの問題が人々の関心を引き、開戦当時は連日トップ項目で伝えていたテレビの報道番組やワイドショーもあまり取り扱わなくなっている。それは視聴率を稼げないからであるし、戦争の展開に大きな変化がなく、もはや「絵にならない」からである。 戦争を始めたプーチン大統領も、ウクライナのゼレンスキー大統領も、また世界各国も、この長期化は予想して