新型コロナもそうだが、従来であれば、はやると思いもしなかった感染症が流行する事例が目立つ。その中でも、新型コロナウイルスに続く最新事例がサル痘だ。 少し前から感染拡大の不穏な空気が流れていたが、世界の非流行地域における感染確定例がわずか1カ月で1000例を超えた。しかも、欧州を中心に、南北アメリカ大陸、アジア、オセアニアにも感染確定例が広がっている、潜在的な感染者も含めると、既に多数の感染者が存在している可能性が高い。 サル痘は、かつて世界を恐れさせた天然痘とも対比されることが多い。マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏がサル痘に言及していたこともあり、話題は燎原の火のように広がっている。 筆