南北間における駆け引きは、昨日今日のことではない。その中でも、南北対決の最前線にいる南北の情報機関、すなわち北朝鮮国家保衛省(保衛部)と、韓国国家情報院の諜報員同士の見えない駆け引きは想像を絶するほどだ。時には危険で、時には幼稚なこともある両国の駆け引き──。どのようなことが繰り広げられているのだろうか。 今日は、韓国の北朝鮮支援団体の訪問団として北朝鮮を訪問した韓国国家情報院の諜報員が経験した一つのケースを伝えようと思う。それは、遠くから眺めれば悲劇だが、近くで見ればコメディのような、民族分断の悲しい悲喜劇であった。「選手は選手を見つける」 これは、南北諜報員の間で日々、語られている言葉だ。
北朝鮮と韓国の諜報員が対峙した「南北酒合戦」の思わず笑ってしまう顛末
独裁者の肖像画指差し事件、北朝鮮の保衛員をハメた国家情報院の強者
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供