先日、訪韓した米国のバイデン大統領を迎えた韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、演説において、北朝鮮の非核化に向けた米韓の協力を確認した上で、「北朝鮮への融和の時代は終わった」と話した。 金大中・元大統領以降、北朝鮮との文化交流を理由に、韓国では多くの市民団体や個人が訪朝をしている。日本でも、左派思想のカメラマンや記者、一般人など訪朝した人は少なくない。 訪朝した人々は、誰もが「北朝鮮は自由の国だった。撮影時、監視はいたが自由に往来、撮影できた」と口を揃えるが、本当にそうなのだろうか。「訪問者慣らし」とは、北朝鮮が同国を訪問する韓国人に対して行う制裁のことだ。北朝鮮国家保衛省は、通常の国家