経団連は1月25日に、連合や産業別労働組合を招いた「労使フォーラム」をオンラインで開催した。2022年の春季労使交渉が事実上スタートを切ったことになる。労使交渉でベースアップが広がれば、マクロ経済全体でも賃金上昇が起こりやすい。本稿では、昨年までのベースアップの動きを振り返った上で、今年の春闘の注目点を整理する。キーワードは「二極化」だ。