IOCのバッハ会長が東京オリンピックについてこう言い放った。「完全に開催に向けた段階に入った」。もはやここまで来たら、時限タイマーが作動したように、もう誰にも止められない、そんな言いぐさだ。そこに日本国内の事情や、国民の意思など関係ない。誰にも文句は言わせない、問答無用の態度は、平たく言えば、モラル・ハラスメントもいいところで、日本人の尊厳を踏みにじっているに等しい。
開催のためなら国民統制も厭わず、まるで戒厳令下のオリンピック
これが五輪の姿なのか、日本が突き進む暗く重苦しい東京2020
2021.6.14(月)
青沼 陽一郎
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供