インドネシアの独立捜査機関「国家汚職撲滅委員会(KPK)」関係者が、KPKが捜査に着手しながらも立件を断念した巨額横領事件に関して、重要容疑者がシンガポールへ逃亡し、捜査の追及の手を逃れて「のうのうと暮らしている」として、隣国シンガポールを名指して「汚職容疑者にとって安全な避難場所のようになっている」と手厳しく批判した。これに対しシンガポールの汚職捜査機関ならびに外務省が一斉に「インドネシアのKPKによる指摘は事実に反する。我々は適正に捜査情報の提供などインドネシアのKPKなどの当局に協力することは行っている」と即座に反論する事態に発展している。