3月19日から2日間にわたって開かれた米中高官による会議は、冒頭の激しい議論とは裏腹に、実質的には米中緊張緩和路線の可能性が見て取れた。どちらも相手を牽制したのは事実ながら、2日間を無難に乗り越えて、気候変動、北朝鮮、アフガニスタン問題での協調を約束したのが何よりの証拠と言える。今回の非難の応酬は、双方ともに国内向けのパフォーマンスである可能性が高く、これからの動向を見極める必要がある。
アラスカ会議を米中新冷戦の幕開けと読み解く浅薄
非難の応酬は国内向けのパフォーマンス、日本は台湾問題の当事者
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