菅義偉政権への風当たりが厳しい。確かに、緊急事態宣言発出をめぐる年末年始の方針転換、医療態勢の逼迫、外国人の入国を全面停止するタイミングの遅れなど、失策が続いている。だが、それで菅政権の基盤が揺らいでいるのかと言えば決してそうではない。状況を子細に分析してみれば、菅首相は9月の総裁選で再選され、10月までに行われる衆院選で議席を減らしつつも、しぶとく政権を維持する公算が大きい。