世間的には物価が上昇しているとの感覚を持っている向きが多いが、実際には9月のコアCPIが前年同月比でマイナスを記録したように、物価は下落している。感覚値のズレと物価が下落している理由、そして企業が恐れるデフレスパイラルの懸念について、SMBC日興証券で日本担当シニアエコノミストを務める宮前耕也氏が分析した。