このたび施行された「国家安全維持法」による香港の現状を見ると、特別行政区政府の頭越しに習近平政権の意向を代弁するかのような動きを見せる人物が浮かび上がってくる。その人物こそ、2012年から2017年まで第3代香港特区行政長官を務めた梁振英である。