今でこそサラダは一般的な料理だが、かつて日本の野菜料理といえばあえ物や煮物、漬物だった。サラダのように油を使い、野菜を生で食べる習慣は、明治維新以降に入ってきた西洋の食文化によるものである。今回は、昭和におけるサラダのレシピの変遷をたどることとしたい。